黛冬優子のここがすき
はじめまして、きりせと申します。
この記事はアイマスFediverseである「imastodon.net」「imastodon.blue」「twista」のメンバーで、アイドルマスターの担当アイドルについて、「俺これ好き!」をぶつけ合う企画、「たんあいがたり」の参加記事です。
(昨日の記事担当でたんあいがたり主催のやきゅさんが本日お誕生日だそうで!おめでとうございます…!)
今日私が担当させていただくキャラはシャニマスの黛冬優子ちゃんです。
まずはこのキャラクターがゲームに実装される前に公開されていたプロフィールを見てみましょう。
はい、なんだこの、なんていうんだ…
このプロフィールしかキャラ情報が見られなかった頃、私は正直この子のことを好きになれる自信がありませんでした。うん。
その私が黛冬優子に落ちたのは、この子がゲームに実装された後、彼女をプロデュースしてからです。この女の素顔はみなさんご存知の通り。
黛ィ……。
他人から嫌われないために(他人と自分が傷つかないように)表の黛冬優子の仮面をかぶって振る舞っている女の子が自分に飾らない仮面の内側を見せてくれるところをまんまと好きになりました。やられた。気付いたときにはファンアートしてしまってましたね、見事にシャニマス運営の手のひらの上で踊らされている。
中でも特に好きなコミュをふたつ紹介させてください。まずはpSR「ザ・冬優子イズム」の「店舗付近での交換はご遠慮ください」です。
1人あたり購入個数が限定されているアニメ新作グッズ購入の頭数を増やすために秋葉原まで付き添わされたプロデューサーが、付き添いは俺じゃなくても共通の趣味の友達は他にいるんじゃないか?と聞いたところ、黛は
こう答えます。
えぇ~、誰にも言ったことないの…!?魔法少女アニメ(ニチアサ系なのかな?)が好きなオタクは多いし探せば同じ趣味の友達だってできるだろうに…!
ということから、普段の黛がまわりの人間にどれだけ心を閉ざしているかがふんわり想像できます。大好きなものを否定されたくないからそれを好きなこと自体隠そうとする、一般人に擬態したいオタクのそれですね。
それもおそらく、過去に何度か「好き」を否定された経験があるからなんだろうな、その経験は黛が素顔を隠して周りと接するようになったきっかけと関係があるのかもしれないなあ。
そもそも黛は普段どんな人間と関わって過ごしてるのかな?服装からオタクと日々絡んでるのかと思いきや(偏見)アニオタなのを隠そうとしてるあたり周りの人はオタクではない?そもそも専門学生ってプロフィールに書いてあるけど何の専門学校なんだろう?何もわからない…この女が何も教えてくれないから…
もうひとつの好きなコミュはプロデュースが始まる前のスカウトコミュ、「ハートフル・フェアリーテイル」です。
W.I.N.Gを目指せるアイドルをスカウトするべく秋葉原に出たプロデューサーは魔法少女アニメのポスターをじっと見つめる美少女(黛)を見つけ、何を見ているのかと声をかけます。
周りの人にずっと隠していた大好きなものの話を初対面のプロデューサーに打ち明けてるんです!!!
わかります、初対面の人だから気にせず話せることってあるんですよね、失うものもないし、みたいな。
それからプロデューサーは黛にアイドルにならないかと声をかけますが、その時に黛がプロデューサーにした質問がこれ。
…この質問、後から考えると激重じゃないですか?
今までずっと自分の素顔を隠してきた自身の生き方に対する葛藤、それでも憧れに手を伸ばしたい気持ちを初対面の人間にぶつけてるんですよ、これまでどれだけ苦しかったんだ黛…。重い。すき。
アイドルにならないかと街中で突然声をかけてきた不審な男の言うことに耳を貸したのも、生き方への迷いをプロデューサーにぶつけてくれたことも、もしかしたら最初プロデューサーが黛の大切にしている魔法少女アニメを否定しなかったからなのかなぁ、とか。
黛が最初に外すマスクの意味しているものとか、ほかにもたくさん思うところが。うーん考えて作られてる。シャニマスすごい。
という感じで黛冬優子ちゃんのコミュの好きなところをつらつら書いたブログでした。
黛冬優子なんもわからん。読んでいただきありがとうございました!
明日のたんあいがたりはa54さんの諸星きらりちゃんについての記事だそうです、きらり好きなので楽しみです…!
きりせ(https://www.pixiv.net/member.php?id=5695342)
(普段はちまちまアイマスのファンアートしてます、よろしければ。)
イラストのメイキングなど
初めまして、村瀬きりせと申します。
この記事はアイマストドンの中で企画されたリレー形式のアドベントカレンダーの企画の参加記事です。
前日の記事は鉄の歯車さんのこちらです。↓
[アドベント2018]今年の振り返りとか - 埃を被った道具箱
鉄の歯車さんの今年が楽しい一年になったようで良かったです。残り一か月もカレンダー企画と一緒に駆け抜けていきたいですね。
ということで。
私はお絵描きを趣味にしている者なので、この機会に先日描いたイラスト
↑この絵の制作過程を少し説明してみたいと思います。
これから説明する描き方はあくまで私の雑~なやり方なので、へーこいつはこんな風に描いてるのねーくらいの軽い気持ちで見ていただけると幸いです。
ソフトはclipstudio paint PROを使っています。
描き方、描いているときに考えていることなどを書いていますが、ツールの使い方、レイヤー効果などの説明はありませんので、変な用語が出てきたらそういうものだと思ってご覧ください。
まず下書き。
今回は紙とシャーペンでざくざくっと下書きしました。
下書きは、こんな感じの絵にしたい!というイメージをまず形に描きだす作業です。下書きを始める前から明確に描きたいイメージが固まっていると、あまり迷わずに描くことができて楽ですね。今回は描きたい女の子(アイドルマスターミリオンライブ!のエミリースチュアートちゃん)の髪がロングのツインテールだったので、それを思いっきりなびかせたいという構図でした。長い髪の毛をいい感じになびかせると絵になりやすいのでロングのキャラクター好きです
雪が解けて春がきて、過ぎていく季節に思いをはせるイメージ?
次は線画です。
下書きをなぞりつつ、色塗りをするときに具体的にどのような形の影をつけるか考えながら線を整えていきます。
個人的に、線画は下書きのざっくりした線をまとめると同時に、描くものの形を正確に認識する作業だと思っています。線画を何も考えずにやると色塗りの時めちゃめちゃに戸惑うことが多いので…。頭は球体の変形、手はカーブできる直方体、指はそれが細かくなったもの、のように、シンプルな立体から細かく削っていくイメージで作業すると、形が取りやすくなるかもしれません。
いや形は私も全然うまく取れてないので、あんまり偉そうなことは言えないんですけどね…
線画が完成したら、待ちに待った色塗りです。
まずは塗りつぶしツールで色のベースを流し込んでいきます。
これから影をのせるとどんどん色が重くなっていくので、最初は軽め(薄め?)の色を選びました。
人によるのですが、一番暗い影になる予定の色をベースに選んで、そこから光をのせていく塗りをする方もいらっしゃるそうです。すごいねー
まずは髪の毛から塗っていきます。
線画でイメージした形をなぞるように、細かく刻みをつけていくイメージで影をつけていきます。ツインテールの奥の方は、視線が手前のしっぽにいきやすいようどばっと影をつけました。
今回は髪の毛がメインの構図なので髪の毛の塗りをちょっと細かく頑張ります。絵は雰囲気と描いてるときの気持ちが大事。多分。適当に言いました。
レモン色の影より赤めの影の方が影っぽい色だし、あったかいイメージになるかな?と思って色をいじくりました。うん、こっちのほうがいいですね
一段階目の影はこんな感じ。
ツインテールの奥のしっぽがいくらなんでも抜きすぎだったのでもう一段階濃い影をのせました。
ちなみに、影の色を選ぶときは元の色から彩度明度を変えるだけでなく色相を少し青の方にずらすといい感じになりやすいそうです。色のセンスを勉強したい
オレンジの乗算で金髪のぴかぴかした感じをのせました。
ふわっとした絵にしたいので、今回は大きな立体の影は髪にはつけないことにしました。
髪の毛の一番明るくなるところに薄いレモン色をのせました。
次、反射光をのせました。
立体の地面に近いところには、地面に当たって反射してかえってくる柔らかい光がつきます。今回はツインテールの奥のしっぽにだけ反射光をのせて、それを後退色(寒色は後退色、暖色は前進色といわれています。ぐぐってね)にしてみました。反射光の柔らかい表現と奥のしっぽが奥にある表現を同時にこなしたハイブリッド。すごい!
髪の毛にちょっとだけビビッドな特殊な色をのせるといい感じになるので最近は多用してます。ひとまず髪の毛の塗りはこれで完成。
次は肌の影です。
髪の毛の時と意識は同じで、上にものがあるところには影をのせるなどしています。
肌の影はぱきっとさせたいところ以外は境界をぼかすようにしています。女の子の肌は柔らかいほうがいいですもんね!
もう一段階濃い影。回り込む光を忘れないように塗っていきます。
忘れるときもあります。仕方ないね人間だもの みつを
ほっぺに赤を入れます。
これがあるのとないのとでは女の子のかわいさが60%程違います(当社比)。
うっすらと口紅をのせたりほっぺの線画を黒から赤に変えたりもしています。
それから、閉じている目の先っぽの方の線画の色をふわっとオレンジに変えたり、ハイライトを入れたり…絵ってやること多いねめんどくさいね楽しいね
肌、顔周りはこれで完成です
次は着物。先に着物の柄の色のピンクをぽやーっとのせます
乗算で立体を意識しつつ影をのせます。
洋服の影はぼかしすぎてもぼかさなすぎてもなかなかうまくいかないので、塩梅が難しいです。絵が上手になりたいねがんばろうね
着物の柄が寂しかったので乗算で花柄をのせました。
ありがとう花びらブラシありがとう素材、君がいてくれるから俺たちはテクスチャ沼にはまらなくて済む
服に素材のテクスチャを使うとすぐにばれるので、やる気がある時は洋服の柄も描くようにしています。ほら、そっちの方が自分のスキルアップにもつながるしさ…いやでも最近のブラシほんとにすごいんだよな…いつか絵を描かなくても絵が描ける時代が来てしまうのかしら
着物の中に着てるやつ、あるいは何かしらの服のふちの飾りみたいなアレに影をつけました
持ってる花に影と光をのせました。椿のつもり。
花を描くの難しいですよね…難しい
完成が近づいてきましたね
次は帯。
立体の塗りはこれでおしまいです!めっちゃがんばった!塗りの工程全部で6時間くらいだったはずです…多分。
最後はぱっと見いい感じになるように加工をします。加工の工程はあまり得意じゃないのですが、これがあるのとないのとでは印象が全然違います。まず花びらを散らせます
暖色のオーバーレイを全体にかけて、後ろに発光レイヤーを置いて、キャラクターの周りにちょこっと発光をぼかして置いて、完成です。
ヒーーめっちゃ疲れた 私はブログ書くより絵描く方が得意です間違いない
今回紹介した塗り方はあくまで私の塗り方でしかなく、お絵描きさんそれぞれに描き方塗り方があるので、このブログを見ていただいた方も自分なりの楽しい描き方を模索していただければなぁと思います。
お絵描きって楽しいね!難しいね!私からは以上です!
明日はアイマストドンでの愉快なお仲間、ろころこさんの記事です。
これからのこの企画のブログがどういうものになるか楽しみですね~
という感じで、私の記事はこれで終了です。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!